粉体塗装の特徴
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VOCや有機溶剤を含んでいない
大気汚染等の公害問題、引火の危険、臭気や中毒の衛生問題、産業廃棄物の軽減等の環境改善が計れます。
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塗膜性能の確保
有機溶剤蒸発を伴わないため、形成塗膜への悪影響(外観・塗膜性能など)が回避できます。
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高分子量樹脂の使用が可能
有機溶剤に溶解しにくい高分子量樹脂の持つすぐれた塗膜性能が確保できます。。
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厚塗りが容易
1回の塗装で被塗物へのエッジカバー性、被覆性にすぐれた有効な保護皮膜となり、製品の耐久性を高める。
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作業性の改善
溶媒を使用しないため、塗装の自動化、取り扱い作業の省力化が計れ、塗装現場環境もクリーンに保てます。
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塗料の再利用が可能
オーバースプレーされた粉体塗装を回収、再利用できるため、廃棄塗料の大幅削減が可能、省資源に貢献します。
粉体塗装のすぐれた性能
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サビが発生しにくい
塩水噴霧実験により、粉体塗装製品は溶剤型に比べサビが発生しにくく、3~5倍も長持ちすることがわかっています。
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傷がつきにくい
高温で焼きつけるので、溶剤型に比べて皮膜が硬く、傷がつきにくいのが特徴です。
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エッジ部で薄くならない
1回の塗膜で厚塗りができるためエッジカバー性にすぐれ、長期間使用してもエッジ部が薄くなりません。
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薬品に強い
酸、アルカリに対しては、溶剤型アクリル塗装に比べて同等以上です。特に耐酸性にすぐれています。
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衝撃、変形に強い
塗膜の強度がすぐれているので、衝撃、変形にも強く、より長持ちします。
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汚れに強い
口紅、インキ、中性洗剤、アンモニア等の汚れにも強く、汚染されにくいので、きれいに使えます。